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らんちやがぐだぐだと書きつづるブログです。
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pixivへ漫画を投下致しました.
お時間よろしければどうぞ.
過去のくくろじ漫画の延長線とでも考えてもらえれば結構です.
そんなに続きってものでもないですが.
三郎次の久々知への思いとかがなんとなく変わっていく感じです.

つづきにメモ帳に書いた下書き(プロットとまではいかない)的なものをば
※注意 長いですよ!!→

 素直両極端
 
三郎次を不安にさせたあげく泣かせた久々知.三郎次に辛い顔をさせないと約束.
5年生達からも
「腕をつかむんじゃなくって手をつなげ」
「歩く速さは合わせること」
「変にならない程度になるべくやわらかな表情で」
「無理強いしないこと」
などなど注意を受ける.
 
「三郎次に辛い顔をさせない」
 
でも.注意しつつも,いきなり変わるわけではないし,歩く速さは合わないし,手を引く力も強くて,痛い.
そんなこんなで相も変わらず行動は予測不能だけれども,前よりは一緒に過ごしやすくなったと思う.
前を歩く久々知の髪の毛が三郎次の顔の前にふわふわと舞う。
道すがら用具委員会(食満と平太)に会う.
肩車してもらって暗くて不気味な一年ろ組が楽しそうにしている.
久々知それ見て立ち止り、凝視。
何が何だか分からない三郎次、手持無沙汰になって久々知の髪の毛に触れようとする。
久々知突然振り返り,超笑顔で,「する?」
久々知の髪の毛を触ろうとした手を思わず後ろに引っ込める三郎次。
三郎次「するわけないでしょう!気持ち悪い」
 
久々知の表情がさっと変わる.はっと目をみはる三郎次.
 
先輩は俺に辛い顔させないって約束してくれて,変わった.
だったら俺は?
俺は何か変わった?
 
俺だって(素直になれなくってわがまま言って)先輩に辛い顔させ続けてきたはずなんだ.
 
火薬委員会中.今日の当番は三郎次と伊助.
「伊助。お前は当番表土井先生に届けてこい。」
「え?三郎次先輩は一緒に行かないんですか?」
「俺はわからない所あるから久々知先輩に聞きに行ってくる。」
「どっちも2人で行けばいいじゃないですか。」
「お前がいきなり説明受けても理解できないだろ」
「そんなことないですよ!久々知先輩は説明うまいからわかります!」
「とにかく!二度手間になるから当番表出してこい!」
走り去る三郎次。しぶしぶ伊助。
 
五年長屋に入る時はいつも緊張する。先輩たちはみんなやさしいけれども、やっぱり年上だから。
入り口でまごついていたら勘右衛門がやってくる。
「あれ、三郎次どうした?」
「あ、え、と。」なぜか即答しない三郎次。
「?火薬委員会?兵助ならびりになったから片付けやってるよ」
「びり?」
「そうそう。藪の中突っ切る時間を競ったんだけれども、髪の毛が木の枝に絡んじゃってね。
兵助らしからぬ初歩的な失敗でね。
片付けならそろそろ終わる頃じゃないかな」
「ありがとうございます」
 
(なぜこうも縄も髪の毛も面倒に絡まる物なのだ…)
「いっそばっさりいってしまおうか。」
ため息に愚痴を乗せる久々知。
「よっと、さすがに重いな」
「久々知先輩、俺も半分持ちます」
「三郎次!?あ、いや、いいよ。っていうか、これ、全部繋がっているんだ。」
「あ」
無言の間。
「あ、うん、そうだ。だったらちょっと手伝ってくれるかな」
「はい」
「ただの縄だけれども、なんか赤い糸?みたいな…あ…ごめん」
「…」
てくてくと用具室まで。
「三郎次どうした?委員会で何かわからないことでもあったのか?土井先生はいらっしゃらなかった?
…それとも俺に会いに来てくれた?なんて、ね。」
立ち止り下向く三郎次。あわてる久々知。
「ご、ごめん、三郎次はこういう物言い好きじゃないよな」
「…会いに来たんですよ」
「え」
「久々知先輩に会いに来たんですよ」
間。
「先輩は変わってくれましたよね。だから俺も変わろうと思ってきたんです。」
「三郎次?」
戸惑う久々知。下を向いたまま早口でまくしたてる三郎次。
「今ここに来るのだって委員会の用事があるからって嘘つかないと来れませんでしたけれど。」
「…」
「俺、いつも先輩の言うこと拒否してばかりで。素直になれなくって。
5年の先輩たちも、久々知先輩もやさしいから俺のことは誰も悪く言わなくって、久々知先輩ばかり悪者になってるけれど。
俺だって先輩に辛い顔させてきたのに。」
「そんなことは…」
「髪の毛切らないでください、俺先輩の髪の毛好きだから。」
顔をあげ 髪の毛に 飛びつく三郎次。
「今はこれぐらいが精一杯なんです。ごめんなさい」
顔は見えないけれども、真っ赤になっていることはわかる。
「俺が先輩のこと嫌いなわけないです。」
「…2文字で」
「好き、 です」
きゅーん
「も、もう一度」
「…好きです」
ずきゅーん
「も、もう一度…」
「文武両道の秀才なんですよね!一回で聞いてください!」
「ごめん。でも無理に素直になろうとしなくていいよ。つむじまがりなところも全部好きだから」
真っ赤。
素直じゃない俺だけど、素直な人間にはかなわない、とこの時は素直にそう思った。
 
終わり。
 

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